■ 今を生きる子どもたちも、待ちすぎて大人になってしまった子どもたちも
サンタクロースの家は、フィンランドという国の北の果て、ラップランドというところにあります。
毎年、12月になったら、トナカイの引くソリに乗って、出発。
地球を一周して、全世界の子どもたちに夢や希望をくばって回っています。
「良い子にしていたらサンタさんが来る」と信じていたのに会えなかった……と思っている人は、少なくないかもしれません。
それもそのはず。サンタクロースは最近、地震のような災害のあった子どもたちが夢や希望を失わないようにして、先に回っていたからです。「良い子のみんななら待ってくれているはず」と、みんなのことを信じているのです。
今を生きる子どもたちも、待ちすぎて大人になってしまった子どもたちも、ぜひサンタさんに会いに来てください。
「信じて待っていて良かった」と思えるほどの夢がもらえるはずです!
■ サンタクロースってどんな人?
サンタクロースは、普段はふつうのおじいさんとして生活しています。
周りに住んでいる人たちは、ティモさんがサンタクロースだということ、すでに300歳だということを知りません。
サンタクロースというと、クリスマスイブからクリスマス当日だけしか動いていないと思われがちですが、実は12月の間中、ずっと世界のあちこちの国を訪れて周っています。
世界中をくまなく周ろうと思うと、これぐらいのペースでないと間に合わないのだそうです。
それでもすべての国を回ることは大変むずかしく、日本に来てくれたのは2017年で18回目。今回で19回目になります。